福岡市の区の中では中央区に次いで2番目に狭い区で、1972年に福岡市が政令指定都市になった当初は西区の一部でしたが、1982年に西区、早良区、城南区の3区に分割されました。 福岡市城南区は福岡市のほぼ真ん中に位置し、ほとんどが住宅地で、南側には緑豊かな油山があり、区の中を樋井川が流れている、自然にも恵まれた地域です。 区内には福岡大学、中村学園大学の2つの大学があり、その周囲は多くの学生による活気にあふれています。学生をはじめとする単身者が多く、人口移動も多いのが特徴です。 また、「西南杜の湖畔公園」「西の堤池」などは市民の憩いの場として親しまれ、区として今後の発展が見込まれます。
福岡市の中心に近く、人の出入りが多い住宅地です。商業地域としっかり棲み分けされつつ、繁華街も比較的近い距離にある住居地域で、バス路線が多く徒歩圏内に地下鉄二路線の駅がある交通の便の良さ、 平坦で静かな住環境の良さから住む街として非常に人気が高く、「転勤族の街」とも呼ばれています。近年はマンション建設が相次ぎ、社宅と合わせて集合住宅の多い街です。小学校も数多く、子供の姿が多く見受けられます。
国道202号と城南学園通りの2つが通っており、城南区役所では、鳥飼梅林線の中村大学前交差点と福岡外環状道路を結ぶ区間を「大学のあるまちづくり」を進める「シンボルロード」と位置づけ、大学・学生・地域と連携した 活気のあるまちづくりに取り組んでいます。天神まで地下鉄で10分と交通の便も人気の理由です。区役所も近く病院も多いのでお年寄りにもとても住みやすく、また、別府は中村学園大学があることで学生が多く住む地区となってい ます。
田島は住宅が多い地域で、毎年夏には伝統芸能の「田島神楽」が田島八幡神社で行われています。田島八幡神社は、応神天皇、神功皇后、玉依姫命をお祀りしている閑静な住宅街の一角にあるお社で、境内には樹齢数百年の クスノキやイチョウなどの巨木があり、地域の鎮守の杜として親しまれています。 また、毎年行われる夏祭りでは、市の重要無形文化財にも指定されている市内唯一の神楽、田島神楽が奉納されることでも知られています。 神楽は"筑前岩戸神楽"と言われる出雲系のもので、全体的にゆったりとした時間を感じさせる演目が特長です。
城南小学校、城南中学校、城南高校が並んである地域です。福岡県立城南高等学校は、福岡県福岡市城南区に位置する男女共学の公立高等学校です。福岡市では、第四学区の福岡県立福岡高等学校、 第五学区の福岡県立筑紫丘高等学校、第六学区の福岡県立修猷館高等学校のいわゆる「御三家」に次ぐ進学校として知られています。3つの学校のそばにあるあいさつ通りでは、春はサクラがきれいに咲き、 夏には校区の花ひまわりが綺麗に咲き子供の成長にとてもいい環境が揃った地域です。